世界文化フォーラムについて
現代の私たちは、市場経済のグローバル化、エネルギー資源の枯渇、地球環境の破壊、そして世界人口の爆発といった多くの課題を抱える「競争の時代」に生きています。これからの21世紀の社会は「知の時代」となり、自然や社会環境を育む「いのち(命)の論理」「生命の安全」を重視する「協調の時代」へとパラダイム転換することが必要です。本フォーラムでは日本の伝統芸能、伝統工芸、美術、音楽、科学、スポーツなどの第一線で活躍する国内外のゲストを招聘して、講演や対談を通して日本文化の特質を様々な視点から紹介します。日本文化や日本工芸には、自然と人間社会の調和を重んじる人間観、自然観があり、これは国や文化の違いを越えて、多くの人々の心に響く普遍的な価値観です。特に「自然と人間社会」の共生は、これからの世界が直面する課題の中で重要なキーワードとなるでしょう。そのためにはアメリカをはじめとする国際社会で日本文化の価値観を世界的に引き上げることが重要です。本フォーラムの主要なテーマの一つです。フォーラムの内容は動画で収録し、英語、フランス語、スペイン語、中国語(簡体字)、タイ語に翻訳して、このホームページを通じて全世界へ配信します。主な対象は、海外の省庁、大学、美術館、研究機関など約20団体と連携して、日本文化に関心を持つ研究者や学生、有識者などですが、さらに国内外の一般市民にも広く届けたいと願っています。このフォーラムを通じて、現代社会が直面している分断・格差・紛争などに対して、国際社会が求める「持続可能(Sustainability)」な文明社会の実現に必要な生命観、社会観を提言できればと考えています。日本文化には単なる鑑賞の芸能、装飾や愛好品の工芸でなく、日本の歴史と風土が育んできた人間観、自然観があり、日本文化が国際社会に果たせる役割は大きいと考えます。「自然と人間社会」や「いのちの論理」「協調の時代」をキーワードとした日本文化の特質を、極東の日本の一美術館から世界に向けて発信できれば幸いです。
主催
- ハーバード大学美術史建築史学部
- 独立行政法人日本芸術振興会日本博事務局
- MOA美術館
会場

MOA美術館能楽堂
静岡県熱海市桃山町26-2
コーディネーター紹介

河合正朝
慶応義塾大学名誉教授

リピット・ユキオ
ハーバート大学教授

室瀬和美
漆芸家・重要無形文化財「蒔絵」保持者

内田篤呉
MOA美術館館長
講演動画
三笠宮彬子女王
河合正朝
河合正朝 / リピット・ユキオ / 室瀬和美 / 内田篤呉
協力機関
イギリス
アメリカ
スペイン
メキシコ
チリ
コロンビア
タイ
- タイ王国教育省
- ソンクラーナカリン大学
- イースタンアジア大学
日本


